NewJeans公式SNSに「広告」投稿──活動中断のなかで何が起きたのか

速報記事
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2025年9月6日、NewJeans(ニュージーンズ)の公式SNSに、メンバーがモデルを務めるとされるコンタクトレンズブランドの投稿が現れ、「広告(#広告)」と明記された内容が拡散されました。グループは現在、「活動中断」状態として広く認識されており、過去には所属事務所ADORとメンバー側の法的争いが報じられています。そのため、SNS上では「契約上の承認を得ずに広告を出せるのか」「法的に問題はないのか」という疑問が急速に広がりました。

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1. サマリー

  • 9月6日:NewJeans公式チャンネルに「#広告」のハッシュタグを含むレンズ広告の投稿が掲載。セルフィー風の写真が用いられ、通常の広告素材と異なる点が話題に。
  • ADORの法的対応:過去に専属契約の有効性確認を求める訴訟を提起し、NewJeansが独自に広告契約・外部活動を行わないように仮処分を申請。
  • 裁判所の判断:2025年3月21日、ソウル中央地裁がADOR側の仮処分を認め、「ADORの承認なしに外部活動をすることはできない」との決定。異議申立ては棄却され、仮処分は維持。
  • ポイント:今回の投稿が誰の承認で掲載されたのかが焦点。承認の有無によって、契約違反や法的リスクの評価が大きく変わります。

2. NewJeans公式SNS「広告」投稿までの流れ

2-1. 2025年3月21日:地裁の仮処分決定

ソウル中央地裁 民事合議50部(キム・サンフン首席部長判事)は、ADORの申請を受けて、NewJeansメンバーはADORの承認なしで外部活動ができないという趣旨の仮処分を認めました。仮処分は本案判決前に権利関係の現状を維持するための暫定判断で、これに違反する行為は契約違反・不法行為等として問題になり得ます。

2-2. 2025年春〜夏:「活動中断」認識が定着

報道や公式アナウンス等を経て、「活動中断」状態がファンダムとメディアの間で共有されていきます。ここで重要なのは、活動中断=すべての発信が停止されるとは限らず、契約上許容される範囲の広報やブランド投稿が継続されるケースも一般論としては存在する、という点です。

2-3. 2025年9月6日:公式SNSに「#広告」投稿

NewJeans公式チャンネルに、メンバーがモデルを務めるとされるレンズブランドに関する投稿が掲載。普通の広告用ビジュアルではなく、メンバーのセルフィーに近い写真が使われた点が注目され、ネット上で拡散・議論が活発化しました。

投稿の特徴:ハッシュタグに「#広告」の明記。自然発信に見えるトーンと広告表示が同居していることが、法的・倫理的な論点として浮上。


3. 広告投稿は契約上OKか?

3-1. 「承認」とは何か

承認(Approval)とは、所属事務所がアーティストの外部活動や広告契約について、事前に許可すること。K-POPのマネジメント契約では一般に、CM・広告・イベント出演・SNS広告などは事務所の調整・承認のもとで行われます。

3-2. 仮処分の意味

仮処分は、最終的な判決が出る前に、現状を維持し、回復困難な損害を防ぐための暫定措置です。「承認なしで外部活動禁止」が命じられている場合、承認の有無が極めて重要な判断材料になります。

3-3. 今回のケースに当てはめる

  • 承認があった場合:契約や仮処分の範囲内での発信の可能性。活動中断でも“例外的に認められる広報”に該当する余地。
  • 承認がなかった場合:仮処分違反のリスク。広告主・代理店・プラットフォームの法務対応も巻き込む可能性があるため、実務上は承認の確認を厳格に行うのが通常。

なお、どちらに該当するかは公開情報のみでは断定できません。報道・公式発表の追加確認が必要です。


4. みんなの反応(口コミ)と評価の傾向

4-1. 口コミ(SNS上の一般的な論点)

  • ファン心理:「公式に“広告”と明記されている以上、事務所の関与があるのでは?」という見方。
  • 法務視点:「仮処分の範囲に抵触しないのか」「承認プロセスは誰が責任を持ったのか」という確認志向。
  • 広告倫理:セルフィー風の素材に“広告”を重ねる表現手法が、ネイティブ広告(広告と自然投稿の境界が曖昧)に近いとの指摘。

4-2. 評価(一次的な傾向)

評価は賛否が並走。ブランド側のスピード感とクリエイティブの自然さを肯定する声がある一方、法的な最終確認が見えにくいことへの懸念も。いずれにせよ、「承認の有無」の情報開示がない限り、判断は保留すべきとの慎重論が優勢です。


5. よくある質問(FAQ)

Q1. 「活動中断」なら一切の広告もダメ?

一律にダメとは限りません。活動中断の範囲や例外は契約内容と事務所承認に左右されます。仮処分で「承認なき外部活動禁止」が出ている場合は、承認の有無が決定的です。

Q2. 公式SNSならすべて「公式承認済み」?

原則として運用主体の責任が伴いますが、複数の運用者・自動連携・事前予約など運用実態は様々。(誰の)承認で(いつ)出たのかが確認ポイントです。

Q3. ファンは何に注意すべき?

  • 「#広告」表示の有無を確認する。
  • 出所(公式/本人/ブランド)を見極める。
  • 感情的に拡散する前に、一次情報(公式発表・裁判所決定の要旨)を読む。


6. 「自然さ」を演出する広告は、より透明であるべき

セルフィー風の広告は、“自然さ”で好感度を稼ぐ一方、境界が曖昧になりやすい。だからこそ、表示の明確さと承認プロセスの透明性がより強く求められます。NewJeansほどの影響力を持つ存在なら、一投稿が市場に与えるインパクトも大きい。ファンの期待とブランド責任が交差する場所で、正確な手続きと丁寧な説明が信頼の鍵になります。


7. まとめ:今後の注目ポイント

  • 承認の有無の説明があるか(誰がどう承認したのか)。
  • 追加の公式発表裁判の進展があるか。
  • ブランド側の広報(ガイドライン・表示方針)のアップデート。

最新情報は随時アップデート。誤情報防止のため、一次情報のリンクを以下に掲示します。


参照元(Fact Check)

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著者プロフィール:韓国エンタメの法務・メディアリテラシー領域を専門とする編集ライター。契約・表示ルールの解説記事を多数執筆。

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