2025年11月第1週 Soompi K-POPミュージックチャート

K-POPチャート
スポンサーリンク

2025年11月第1週のSoompi K-POPミュージックチャートを。今週はNMIXX「Blue Valentine」が引き続き1位をキープ。さらに、Hearts2Hearts「FOCUS」BOYNEXTDOOR「Hollywood Action」がいきなりトップ3に登場し、Hwasa「Good Goodbye」29ランク急上昇でトップ10入り。Lee Chan Won「Maybe Today」も初のトップ10ヒットを記録しました。チャートの仕組み、上位曲の聴きどころ、今週のトレンドをまとめてチェックしましょう。

スポンサーリンク

チャートの仕組み(かんたん解説)

Soompiチャートは、韓国の主要ランキングやグローバルな動向を総合して独自スコア化したものです。Circle(シングル+アルバム)30%Hanteo(シングル+アルバム)20%Apple Music Korea 15%Soompi Airplay 15%YouTube K-Pop Songs+MV 20%の配分で、韓国国内とグローバルの温度感をバランスよく反映します。ひとつの配信サイトだけで決まるわけではないため、総合的な人気度を知る指標として有用です。

トップ10一覧(2025年11月・第1週)

RankSongArtist動きGenreメモ
1Blue ValentineNMIXX–(首位維持)Dance2週連続1位
2FOCUSHearts2HeartsnewDanceハウス基調のタイトル曲
3Hollywood ActionBOYNEXTDOORnewDanceスウィング×ブラスの軽快さ
4JUMPBLACKPINKDance継続的な強さ
5Rich Manaespa-3Dance前週から小幅ダウン
6Good GoodbyeHwasa+29Ballad一気にトップ10へ
7XOXZIVE-4Danceアルバム「IVE SECRET」収録
8Maybe TodayLee Chan WonnewFolk本人初のトップ10
9FAMOUSALLDAY PROJECT-4Hip Hop粘り強く上位維持
10GO!CORTIS-3Danceアルバム「COLOR OUTSIDE THE LINES」

今週のハイライト解説

1位|NMIXX「Blue Valentine」— 緻密なビルドと“青”の情緒

NMIXXが2週連続で首位をキープ。キックの推進力とメロディの伸びが気持ちよく、サビの抜け感で何度でも聴き返したくなる中毒性を作っています。要所のハーモニーが音像を厚くし、ダンス曲ながらボーカルの美点を前面に提示。「勢いで押す」のではなく、細部を磨き上げて全体の完成度を上げる好例です。

2位(new)|Hearts2Hearts「FOCUS」— ハウス基調のダンサブル・ポップ

いきなり2位デビュー。四つ打ちの安定したグルーヴに、シンセの抜き差しで躍動感を演出。歌詞のテーマは「視線と注目の集中」。ミニマルに畳みかけるフックが耳に残り、短時間で記憶に刻まれるタイプのダンスポップです。サビ前のブレイクで一度“間”を作るアレンジが効果的。

3位(new)|BOYNEXTDOOR「Hollywood Action」— スウィング×ブラスの映画的高揚

スウィング感のあるリズムとブラスが作る“映画を観ているような”躍動。ウィットに富んだ歌詞運びで、キャラ立ちの良さが際立ちます。音の抜き差しが巧みで、Bメロ〜サビでの解放が清々しい。ライブで映える設計が明確な一曲です。

6位(+29)|Hwasa「Good Goodbye」— 余韻を重ねるバラード

今週最大のサプライズはこの急上昇。語尾のニュアンスまで丁寧に歌い込むボーカルが、別れを受け止める誠実さを描きます。ピアノ主体の編成に静かなドラマが宿り、言葉数を増やさずに情景を広げる手腕が見事。“強い”だけではない表現幅を示した収穫です。

8位(new)|Lee Chan Won「Maybe Today」— 温度のある“語り”で引き込む

柔らかな質感のフォークで、作曲はCho Yeong Su、歌詞はRoy Kim。声の芯を活かした語り口が魅力で、素朴なメロディに体温を残すタイプ。多様化が進むチャートにおいて、アコースティックの説得力が再評価されていることを示す一例です。

主要グループの動向

  • BLACKPINK「JUMP」(4位)… 順位は据え置き。大箱でも映える低音設計と、掛け声を誘うキメが継続的な強さを支えています。
  • aespa「Rich Man」(5位、-3)… デジタルの質感とフックの強さは依然健在。新曲ラッシュの中での“踏みとどまり”は評価できます。
  • IVE「XOXZ」(7位、-4)… メロディ主導の強みははっきり。アルバム文脈の浸透が進めば、ロングテールも期待。

トップ10外の注目トピック

  • Davichi「TIME CAPSULE」… +37と大幅ジャンプで11位まで浮上。ボーカル・デュオの地力を再認識。
  • LE SSERAFIM「SPAGHETTI (feat. j-hope)」… 新規エントリーで19位。話題性と実効再生が噛み合えばトップ10圏内も見える位置。
  • TWS「OVERDRIVE」(16位)やILLIT「Do the Dance」(21位)など、ボーイ/ガールともに次世代層の底上げが続いています。

今週のトレンドまとめ

  1. ダンス・ポップ強し:トップ3のうち2曲がnewでダンス系。テンポとフックの速効性が引き続き有利。
  2. バラードの“点の強さ”:Hwasaの大幅ランクアップが象徴。音数を削った構成でも、歌の説得力があれば一気に上位へ。
  3. アコースティック回帰の芽:Lee Chan Wonのトップ10入りは、素朴なメロディの説得力が依然有効であることを示唆。

ファクトチェック情報

参照元:
・Soompi “Soompi’s K-Pop Music Chart 2025, November Week 1”(2025/11/03公開) https://www.soompi.com/article/1794823wpp/soompis-k-pop-music-chart-2025-november-week-1

毎週の最新チャート解説を配信中! 続報を逃さないよう、この記事をブックマーク&Xでの更新通知をチェックしてください。

著者プロフィール

こむぎ🌾(K-POP JOURNAL編集部ライター)— 韓国音楽シーンの週次トレンド分析とチャート解説を担当。主要指標の読み解きと実演的レビューに定評。

スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク