撮影・リハ・移動で肌が乾きやすいK-POP現場でも取り入れやすい、やさしい「CICA(シカ)」ケア。敏感肌の人でも試しやすい使い方を、基礎から丁寧にまとめました(最終更新:2025年8月19日)。

なぜいま「CICA」?——乾燥肌・敏感肌に向く理由
「CICA(シカ)」は、ツボクサ(Centella asiatica)由来成分を中心とした鎮静(ちんせい:赤みやヒリつきの落ち着き)・保護・保湿のアプローチを指す総称です。ダメージを受けた肌のバリア(外部刺激から守る壁)をサポートしながら、水分をキープするのが特徴。刺激を感じやすい敏感肌や、乾燥によるゴワつきが出がちな人に相性がよいとされています。
K-POP最新トレンドのなかでも「長時間のメイク・照明・移動」を前提にした“負担を増やさないケア”が注目され、CICAは選択肢のひとつとして定着。もちろん特定のアイドルがどのブランドを使っているかは個人差があり公表情報に依存しますが、考え方(鎮静+保湿+低刺激)は多くの人に応用できます。
CICAの主成分と働き——まずは表で理解
成分名(例) | 主なはたらき | 注意点・相性 |
---|---|---|
ツボクサエキス(Centella asiatica extract) | うるおい保持・肌荒れの予防サポート | 既知のアレルギーがある場合はパッチテスト推奨 |
マデカソシド / アシアチコシド | 乾燥・赤みのケアをサポート(鎮静アプローチ) | ビタミンCやレチノールと併用時は刺激に留意 |
パンテノール / β-グルカン | 角層の水分保持・外的刺激からの保護 | 他の保湿剤(セラミド等)と相性良 |
グリセリン / ヒアルロン酸 | 水分を抱え込む基礎保湿 | 過剰重ねでベタつくときは量を微調整 |
「CICA=必ずしも1成分」ではありません。製品ごとに配合のバランスが異なるため、自分の肌悩み(乾燥・赤み・ザラつき)に合う処方かを成分表示で確認して選びましょう。
乾燥肌アイドルのリアル習慣に学ぶ“負担を増やさない”使い方
朝:メイクが乗る“薄膜”保湿
- ぬるま湯洗顔 or 拭き取りローション:洗いすぎ回避。皮脂が少ない人は「洗顔料なし」も選択肢。
- CICAトナー:手で2回に分け、こすらずプレス。コットンは摩擦源になりやすい。
- 軽めのCICAセラム:乾燥しやすい頬・口元は重ね付け。
- CICAクリーム:米粒2つ分→必要部位のみ“薄く”。テカりやすいTゾーンは最小限。
- 日焼け止め:SPF・PA表記をチェック(屋内長時間照明でも紫外線はゼロではない)。
昼:メイク直しは“水分+鎮静”で軽やかに
- ミスト化粧水:油分より水分優先。乾きやすいスタジオで保湿を小刻みに。
- スポンジで“押す直し”:こすると崩れ&摩擦。CICAバームを目元・口元だけ少量。
夜:落とす→与える→守る、の順番を固定
- ポイント&全顔クレンジング:強いウォータープルーフは専用で先にオフ。
- 低刺激洗顔:短時間・ぬるま湯で。すすぎ残しゼロ。
- CICAトナー→セラム→クリーム:ヒリつきがある日はシンプル3ステップで十分。
- 週2回の“集中鎮静マスク”:撮影前日に厚塗りはテカりの原因。前々日に薄く。
ポイントは「やりすぎない」。乾燥が気になるとアイテムを足しがちですが、摩擦・重ねすぎ・洗いすぎは敏感化のスパイラル。CICAは“穏やかに整える”思想で使うと効果を感じやすくなります。
肌タイプ別:CICAの使い分けガイド
乾燥肌(ツッパリ、粉ふき)
- 水分層(トナー)→油分層(クリーム)の二層ケアを基本。
- セラミド・シアバター等のバリア補助成分入りを優先。
- 角質ケアは乳酸など穏やかなAHAを月2回程度に抑え、必ずCICAでフォロー。
敏感肌(赤み・ヒリつき)
- 無香料・低アルコールの処方を第一候補に。
- 新製品はパッチテスト(二の腕の内側で48時間)。
- レチノールや高濃度ビタミンCは段階的導入。CICAで緩衝(バッファ)する日を作る。
混合肌(Tゾーン油っぽい/Uゾーン乾燥)
- Tゾーンはジェルタイプ、Uゾーンはクリームと部位使い分け。
- 崩れやすい日はCICA下地を薄く、フィニッシュはティッシュオフ。
よくあるミスと対策
- ミス:「効かせたい」気持ちで重ねすぎる → 対策:朝は“薄膜”。夜も3ステップを基本に。
- ミス:赤みが強い日にピーリングをする → 対策:鎮静を優先。角質ケアは肌が落ち着いてから。
- ミス:クレンジングを長時間なじませる → 対策:短時間でやさしく、すすぎ残しゼロ。
シーン別ミニルーティン(現場対応版)
早朝コール(移動→メイク)
- 拭き取りトナー → CICAセラム → クリーム極薄 → 日焼け止め
- 保湿は“量より均一”。ムラはヨレの原因。
野外リハ(汗・紫外線)
- ミストで水分補給 → ティッシュで押さえ → 日焼け止めを部分リタッチ
- 汗の塩分で刺激増。帰宅後は素早くやさしく洗浄。
連日スケジュール(睡眠不足)
- 夜は鎮静最優先:トナー → クリーム(シンプル)。
- 刺激の強い美容液は休薬日を作る発想で。
用語ミニ辞典(高校生にもわかりやすく)
- 鎮静:赤みやヒリつきを落ち着かせること。
- バリア機能:肌を外部刺激から守る働き。壊れると水分が逃げやすい。
- パッチテスト:使う前に少量を腕で試し、48時間で反応をみる安全確認。
- 角質ケア:古い角質を溶かす/はがすケア。頻度・濃度がカギ。
日本での購入・日本予約のコツ(並行輸入/公式の違い)
人気のCICA製品は発売直後に在庫が薄くなることも。日本予約を活用する場合、公式オンライン・正規代理店・実店舗を優先するとロットや保管状態が安定しやすいです。並行輸入は価格が魅力でも、成分表記・消費期限・返品ポリシーを必ず確認しましょう。
カルチャー文脈でのキーワード活用(SEO補助)
音楽の話題ではBTSのPermission to Danceや、グループ完全体での活動、あるいはライブアルバムの発売などの周辺検索が増えるタイミングがあります。ARMY(BTSファンの呼称)のように熱量の高いファンダムがニュースをチェックする流れに合わせ、K-POP最新の美容トレンドも同時に検索されがち。美容記事でもキーワード接点を自然に作ると、読者に届きやすくなります(本記事は美容解説であり、特定グループの使用品を断定するものではありません)。
Q&A:これだけは知っておきたい3問
Q1. CICAはニキビ肌にも使える?
A. 皮脂過多・活動性の高いニキビには皮膚科受診が第一ですが、洗浄の見直し+鎮静保湿は多くのケースで負担を減らせます。サリチル酸など角質ケア成分と併用時は頻度を落として。
Q2. ビタミンC/レチノールと一緒に使ってOK?
A. 併用自体は可能ですが、刺激感が出やすい人は別日・別時間での使い分けを。CICAは“休ませる日”の頼れる相棒に。
Q3. どのくらいで実感できる?
A. 角層の回転はおよそ4週間前後。最低2〜4週間は同じ設計で観察し、季節変化や生活リズムも併せて調整を。
まとめ:やさしさは“積み重ね”で効いてくる
乾燥・敏感に悩むなら、今日から摩擦を減らす・必要最低限・鎮静と保湿を軸にするだけでも違いが出ます。CICAは“肌と相談してペース配分する”スキンケアの代表。メイクのりや撮影前のコンディション作りにも寄与します。まずはシンプル3ステップ+ミストから始め、肌が落ち着いたら少しずつ応用していきましょう。
ファクトチェック情報(参照元)
- DermNet NZ: Centella asiatica(ツボクサ)概説 — https://dermnetnz.org/topics/centella-asiatica
- Cleveland Clinic: What Is Cica Cream? — https://health.clevelandclinic.org/what-is-cica-cream
- NCCIH(米国): Gotu Kola(Centella asiatica)の安全性・研究 — https://www.nccih.nih.gov/health/gotu-kola
注意:上記は一般情報で、医療的な診断・治療に代わるものではありません。異常時は専門医に相談してください。
次回予告&行動喚起:季節の変わり目の「花粉×乾燥」に効く鎮静テクを特集予定。続報を逃さないようブックマーク&SNSフォローを!
著者
こむぎ🌾(K-POPビューティ担当ライター)。敏感肌歴10年。現場ヒアリングと皮膚科学リテラシーを両立した記事づくりを目指しています。
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