2025年8月12日、ソウル・麻浦(マポ)警察署がBIGBANGのG-Dragon(ジードラゴン、本名:クォン・ジヨン)およびYGエンターテインメント創業者・ヤン・ヒョンソク(梁鉉錫)総括プロデューサーを、著作権法違反(無断使用)容疑で捜査していることが複数メディアで報じられました。YGエンターテインメント本社に対しては警察による家宅捜索が実施されています。
1. 捜査の背景ときっかけ
警察によると、今回の捜査は2024年11月に匿名の作曲家(A氏)からマポ警察署に届いた告訴が発端です。A氏は、自身が作曲した楽曲が無断で改変され、G-Dragonのライブアルバムに収録されたとして、著作権侵害の疑いを訴えました。([Korea JoongAng Daily]
2. 具体的な容疑内容
報道によれば、A氏の楽曲「G-DRAGON」が改変され、“My Age Is 13”というタイトルでG-Dragonの2009年ライブアルバム『Shine a Light』に収録されたという指摘があります。このトラックは複数曲のメドレー形式で披露されましたが、A氏の許可なく使用された可能性があるとのことです。
2-1 家宅捜索の実施
この告訴を受け、警察はYGエンターテインメント本社への捜索を含む二回にわたる家宅捜索を実施。関係者の事情聴取も行われていますが、警察は調査内容の詳細については「進行中の捜査」として開示を控えています。
3. YGエンターテインメント側の対応
YGはコメントを発表し、「2009年のソロ公演におけるセットリスト上でタイトルが重複しただけで、楽曲の無断使用や盗作ではない」と説明しました。あくまで公演での並列表示という立場を示しています。
4. なぜ今訴訟になったのか?
問題の楽曲はG-Dragonが13歳当時に制作されたもので、正式な登録もリリースもされておらず、ライブ披露のみという経緯があります。それが15年以上後に告訴されたことに対し、SNSでは「タイミングが怪しい」「今さらなぜ?」といった疑問や批判も噴出しています。
5. G-DragonとYGに対する影響
G-Dragonは2023年にYGを離籍し、現在はGalaxy Corporationに所属。個人の音楽活動を精力的に展開中です。今回の捜査は、彼の復帰後の活動やブランドイメージに影響を与える可能性があります。
6. 法的手続きと今後の展開
著作権法に基づく捜査が進行中であり、正式な起訴や罰則適用は捜査結果次第です。証拠として楽曲の類似性や権利帰属の明確化が重要な争点となるでしょう。
まとめ
G-Dragonおよびヤン・ヒョンソクが著作権侵害の疑いで捜査対象となり、警察による捜索が行われた今回の事案は、K-POP界にとって重大な注目事案です。透明かつ公平な判断が求められる中、今後の公式発表や捜査進展に注目しましょう。
参照元(Fact Check):
- Korea JoongAng Daily|《Police investigate G-Dragon, YG’s Yang Hyun-suk over copyright infringement》
- Times of India|《Police raid YG over copyright infringement allegations against G-Dragon and Yang Hyun-suk》
- Koreaboo|《Police Raid YG Entertainment To Investigate G-Dragon And Yang Hyun Suk》
- India Times|《G-Dragon and YG Entertainment copyright infringement controversy explained》
- MK|YG側声明:「無断使用ではない」と主張
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ライター:こむぎ🌾
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