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ナ・ホンジン監督『HOPE』とは?あらすじ・キャスト・日本公開日を徹底解説【2026】

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ナ・ホンジン監督『HOPE』とは?あらすじ・キャスト・日本公開日を徹底解説【2026】

『チェイサー』『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督が、約10年の沈黙を破って挑んだのが最新作『HOPE(英題)』です。2026年7月15日に韓国で公開されるやいなや5日間で観客動員212万人を突破し、カンヌ国際映画祭では6分間のスタンディングオベーションを受けました。この記事では「そもそもナ・ホンジンって誰?」という方から、日本公開を待つ映画ファン、K-POPファンまで、それぞれが知りたい情報を整理してお届けします。

そもそもナ・ホンジン監督とは?『HOPE』が話題の理由を基礎から

映画に詳しくない方のために、まず前提から説明します。ナ・ホンジンは、韓国映画界で「ジャンル映画の名手」と呼ばれる監督です。日本でも公開された代表作に、実際の連続殺人事件をモチーフにした『チェイサー』、そして田舎の村で起きる怪事件を描いたオカルトミステリー『哭声/コクソン』があります。

ナ・ホンジン作品の特徴は、ひとことで言えば「観客を安心させてくれない」ことです。善人が必ず救われるわけではなく、謎がきれいに解けるわけでもない。それでも最後まで目が離せない濃密な緊張感が、国内外の映画ファンから高く評価されてきました。

その監督が『哭声/コクソン』以来、約10年ぶりに撮った長編が本作『HOPE』です。しかも今回は初の本格SF。得意としてきたスリラーやオカルトから一歩踏み出し、「謎の生命体(エイリアン)が町を襲う」という真正面のSFジャンルに挑戦しました。長いブランクと初のSF挑戦、この2点が重なったことが、公開前から世界中で注目を集めている最大の理由です。

「原題」と「英題」がややこしい理由

本作は日本の報道で『HOPE(原題)』『HOPE(英題)』と表記が揺れています。これは劇中の舞台となる港町の名前が「ホープ」であることに由来し、英題がそのまま『Hope』として国際的に流通しているためです。検索する際はどちらの表記でも同じ作品にたどり着けます。なお、同名の韓国映画に2013年公開の『ソウォン/願い』(英題 Hope)がありますが、まったくの別作品ですのでご注意ください。

『HOPE』のあらすじ・キャスト・日本公開日を徹底解説

ここからは、本作について現時点で判明している情報を具体的にまとめます。

あらすじ — 昼間の港町を襲う「謎の生命体」

舞台は、南北の軍事境界線(DMZ)近くに位置する架空の港町「ホープ」。家畜が襲われる事件の通報を受けた警察支所長のボムソクが、新人警官のソンエとともに正体不明の生命体の捜索に乗り出します。同じ頃、地元のハンターたちも森で同じ生き物を追いますが、やがて追う側から追われる側へと立場が逆転していく——という展開です。

本作で特筆されるのが、アクション大作でありながらほぼ全編が昼間のシーンで構成されているという異色の演出です。怪物ものは暗闇で恐怖を煽るのが定石ですが、本作はそれをあえて封じています。

キャスト — 韓国トップスターとハリウッド勢の集結

『HOPE』主要キャスト
俳優 役どころ 主な代表作
ファン・ジョンミン 警察支所長 ボムソク 『哭声/コクソン』
チョン・ホヨン 新人警官 ソンエ 『イカゲーム』
チョ・インソン ハンター ソンギ 『ムービング』
マイケル・ファスベンダー 謎の生命体側
アリシア・ヴィキャンデル 謎の生命体側
テイラー・ラッセル 謎の生命体側
キャメロン・ブリットン 謎の生命体側

ハリウッド勢は劇中で判別が難しいほどの変貌を遂げているとされ、「どこに誰が出ているのか」を探す楽しみも用意されています。

スタッフ — 『パラサイト』『ゲット・アウト』の実力者が集結

撮影監督は、『哭声/コクソン』でもナ・ホンジン監督と組み、『パラサイト 半地下の家族』にも参加したホン・ギョンピョ。音楽は『ゲット・アウト』『NOPE/ノープ』を手がけたマイケル・エイブルズが担当しています。上映時間は160分(2時間40分)です。

製作費と興行成績 — 韓国映画史上最高額

製作費は約4,600万ドル(約700億ウォン、約74億5,200万円)と報じられ、これは韓国映画史上最高額にあたります。撮影は韓国とルーマニアで行われました。

興行面では、2026年7月15日の韓国公開初日に33万3,918人を動員。これは2026年公開の韓国映画で最大の数字です。公開5日間で累計212万9,723人・興行収入約1,600万ドルに達し、2026年の韓国映画として最速の200万人突破記録を樹立しました。前作『哭声/コクソン』の初日約31万人も上回っています。

日本公開はいつ? — 2027年予定

日本ではギャガの配給で2027年公開予定とアナウンスされています(2026年7月時点。具体的な公開日は未発表)。北米では配給会社NEONにより2026年9月9日に公開予定です。日本のファンはもうしばらく待つことになりますが、続編の脚本もすでに完成しているとされており、シリーズ化への期待も高まっています。

カンヌで6分間の喝采 — 賛否が割れた理由をファン目線で読む

本作は2026年5月、第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映されました。上映後、会場では6分間のスタンディングオベーションが起こり、さらに3つの大規模なアクションシーンの最中にも自然と拍手が湧いたと伝えられています。上映後、ナ・ホンジン監督は韓国語で「これほど長い映画に最後までお付き合いいただきありがとうございました」と観客に語りかけました。

一方で、批評家の反応は高評価から戸惑いの声まで幅広く分かれました。ハリウッド・リポーターの批評家は「SFクリーチャー映画の快作」と評価し、カメラワーク・音楽・テンポ・キャラクター描写のすべてが観客を引き込むと述べています。

賛否が割れること自体、実はナ・ホンジン作品では珍しくありません。『哭声/コクソン』も公開当時、解釈をめぐって議論が沸き起こった作品でした。観客に明快な答えを渡さず、判断を委ねる作風だからこそ、鑑賞後に語り合いたくなる——ファンにとってはそこが魅力でもあります。160分という長尺と、コメディ・ホラー・SF・アクションが高速で入れ替わる構成も、評価が分かれた要因と見られます。

K-POPファンにとっての『HOPE』— チョン・ホヨンと試写会の話題

K-POPやK-カルチャーを追いかけているファンにとって、本作の注目ポイントはチョン・ホヨンの存在でしょう。『イカゲーム』のカン・セビョク役で一躍世界的な知名度を得た彼女が、韓国映画史上最高額の大作でトップスター2人と渡り合う姿は、それだけで見どころになります。

また韓国での公開に際しては、BLACKPINKのJISOOとROSÉが試写会に出席したことも話題となりました。K-POPアイドルが注目する作品という点でも、ファンの間で本作への関心が高まっています。

日本公開までに観ておきたい予習作品

2027年の日本公開まで時間があります。初めてナ・ホンジン作品に触れる方は、まず『哭声/コクソン』から観るのがおすすめです。ファン・ジョンミンとの初タッグ作であり、「田舎町に起きる異変を追ううちに翻弄されていく」という『HOPE』と共通する構造を持つためです。監督の作風に慣れておくと、本作の”安心させてくれなさ”も楽しめるはずです。

まとめ — 2027年、最も待たれる韓国映画

『HOPE』について、現時点で確定している情報を整理します。

  • 『チェイサー』『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督による約10年ぶりの長編、初の本格SF
  • 舞台はDMZ近くの架空の港町「ホープ」、謎の生命体を追う物語
  • 主演はファン・ジョンミン、チョン・ホヨン、チョ・インソン。ハリウッド勢も参加
  • 製作費約4,600万ドルは韓国映画史上最高額
  • カンヌで6分間のスタンディングオベーション、批評は賛否両論
  • 韓国では公開5日で212万人動員、2026年最速記録
  • 日本公開はギャガ配給で2027年予定

10年分の期待を背負った一作が、日本の劇場にやってくるのは2027年。それまでは過去作で監督の世界観に浸りながら、続報を待ちましょう。公開日が発表され次第、当サイトでも改めてお伝えします。


参考: The Hollywood Reporter Japan「『哭声/コクソン』ナ・ホンジン監督、約10年ぶり新作『HOPE』でSFジャンルに挑戦──米予告編が解禁」(取得日 2026-07-28)/ The Hollywood Reporter Japan「ナ・ホンジン監督最新作『HOPE』にカンヌ熱狂!韓国トップスター×ハリウッド実力派集結、ほぼ全編”昼間”の異色SF」(取得日 2026-07-28)/ 財経新聞「ナ・ホンジン監督の新作SFスリラー『HOPE』、韓国で歴史的ロケットスタート 公開5日で動員200万人突破」(取得日 2026-07-28)/ cinemacafe.net「「最高の意味でヤバすぎる!」ナ・ホンジン監督最新作『HOPE』最新予告編公開 映画ファン騒然」(取得日 2026-07-28)/ 映画.com「Hope : 作品情報・キャスト・あらすじ」(取得日 2026-07-28)