衝撃の1ヶ月、ついに決着。チュ・ハンニョンの脱退と疑惑の真実

2025年6月、K-POP界に大きな衝撃が走りました。人気ボーイズグループ「THE BOYZ」の中心メンバーの一人であったチュ・ハンニョンが、突如としてグループを脱退。その背景には、日本の元セクシー女優とのプライベートな会合と、それに続く深刻な疑惑の報道がありました。しかし、2025年7月2日、事態は新たな局面を迎えます。最も重い疑惑であった「性売買」について、警察が「嫌疑なし」と判断し、事件を検察に送らない「不送致」処分を下したのです。一体この1ヶ月で何があったのか？発端から脱退、そして法的な決着まで、一連の出来事の全貌を、報道されている事実に基づき、時系列でどこよりも詳しく解説します。

【時系列】すべては一本の電話から始まった

今回の騒動は、非常に複雑な経緯を辿りました。各時点での出来事と、関係者の主張を整理していきましょう。

発端：2025年5月下旬 – 一夜の会合

すべての始まりは、チュ・ハンニョンが参加したプライベートな飲み会でした。この席には、彼の知人らと共に、日本の元セクシー女優で、現在は実業家・インフルエンサーとして絶大な人気を誇る明日花キララ氏が同席していました。後日の報道や本人の説明によれば、これはあくまで知人を通じての会合であり、彼が個人的にセッティングしたものではなかったとされています。しかし、人気K-POPアイドルと著名な元セクシー女優という組み合わせは、メディアの注目を引くには十分すぎるものでした。

この直後、日本の大手週刊誌「週刊文春」から、所属事務所であるONE HUNDREDに対し、この会合に関する事実確認の取材依頼が入ります。チュ・ハンニョンさん本人は、事務所からこの連絡を受け、すぐに正直に状況を説明し、対応について助けを求めたと後に語っています。

激震：6月16日〜18日 – 活動中断から電撃脱退へ

週刊誌からの連絡を受け、事態は急速に動きます。

• 6月16日: 所属事務所が、ファンに向けて「チュ・ハンニョンの個人的な事情」を理由とした活動の一時中断を突如発表。この時点では、具体的な理由は伏せられていました。
• 6月18日: ファンが状況を飲み込めずにいたわずか2日後、事務所は「最近浮上したプライベート問題の深刻さを重く受け止めた」として、チュ・ハンニョンのTHE BOYZからの脱退、および専属契約の解除を公式に発表しました。

この発表と時を同じくして、日本のメディアが明日花キララ氏との会合を報道。当初は「密会」といった内容でしたが、一部の韓国メディアがさらに踏み込み、「対価を伴う性的な関係があったのではないか」という、いわゆる**「性売買疑惑」**を報じたことで、単なるプライベートのスキャンダルから犯罪疑惑へと発展し、騒動は最大級に燃え上がりました。

本人の反論：6月22日 – Instagramでの悲痛な叫び

脱退発表から4日後、沈黙を破り、チュ・ハンニョンさん本人が自身のInstagramアカウントを通じて長文のメッセージを投稿。そこには、メディア報道や事務所の発表とは全く異なる、彼の視点からの主張が綴られていました。

彼の主張の要点は以下の通りです。

1. 違法行為の全面否定: 「飲み会に同席したのは事実ですが、記事や噂で出ているような売春や、その他のどんな違法行為も決して行っていません」と、最も深刻な疑惑を涙ながらに（と文面から感じられるほど切実に）否定しました。
2. 事務所からの巨額な違約金要求: 事務所に助けを求めたところ、逆に「問題を解決してやる」として、20億ウォン（約2億円）を超える法外な違約金を盛り込んだ合意書へのサインを迫られたと暴露しました。
3. 一方的な契約解除: 彼がこの不当な合意書へのサインを拒否した翌日に、事務所が一方的に彼の脱退をマスコミに公表したと主張。「事務所が私を追い出した」「すべてが仕組まれていたようだ」と、事務所への強い不信感を露わにしました。
4. ファンへの謝罪: 自身の脇の甘さから騒動を起こしてしまったことについては、ファンに繰り返し謝罪しました。

この投稿は、事務所とアーティストの間で深刻な対立があることを示唆し、ファンの間にさらなる衝撃と混乱を広げました。

法的決着：7月2日 – 「嫌疑なし」の不送致処分

そして本日、事態を大きく動かすニュースが報じられました。ファンなどからの告発を受け、警察が捜査していた「性売買疑惑」について、**「嫌疑なし」として、検察に事件を送らない「不送致」処分が下されたのです。**

ここで「不送致」について簡単に説明します。これは、警察が捜査をした結果、犯罪の疑い自体が存在しない、または証拠が全く不十分で起訴できる可能性がないと判断した時に下される処分のことです。つまり、法的には「潔白」が証明されたことを意味します。

この決定を受け、チュ・ハンニョンさんの弁護人は「当初から一貫して無実を主張しており、その正当性が認められた」とコメント。今後は、最初に性売買疑惑を報じた記者や、虚偽の告発を行った人物に対し、名誉毀損などで法的措置を取る意向を明らかにしました。

【争点整理】チュ・ハンニョンと元事務所、なぜ対立したのか？

法的な嫌疑は晴れましたが、彼がグループを去った事実は変わりません。なぜここまで事態がこじれてしまったのでしょうか。両者の主張の食い違いを整理してみましょう。

争点	チュ・ハンニョン側の主張	元所属事務所（ONE HUNDRED）側の主張
会合の性質	脇は甘かったが、違法行為は一切ないプライベートな集まり。	グループのイメージを著しく損なう「深刻なプライベート問題」。
脱退の経緯	巨額の違約金を伴う不当な合意を拒否した結果、一方的に追い出された（契約解除）。	本人と慎重な議論を重ねた上での、双方合意による契約解除。

この食い違いの真実は、今後の両者の法的な争いで明らかになるかもしれません。しかし、ファンにとっては、アーティストと事務所の信頼関係が完全に崩壊してしまったことが、何よりも悲しい事実として残りました。

まとめ：残されたものと、これからの道

チュ・ハンニョンさんを巡るこの1ヶ月間の騒動は、「嫌疑なし」という一つの法的決着を見ました。しかし、その代償はあまりにも大きく、彼はキャリアの大部分を捧げたTHE BOYZというグループを去ることになりました。今回の件は、K-POPアイドルのプライベートの在り方、メディアによる過熱報道の危険性、そしてアーティストと事務所の間の契約問題など、多くの課題を私たちに突きつけています。

法的に潔白が証明された今、チュ・ハンニョンさんが今後どのような道を歩むのか、そして彼自身の口から真実が語られる日は来るのか。名誉回復への道のりはまだ始まったばかりです。今後の彼の動向、そしてTHE BOYZの活動から目が離せません。

真実はいつも一つです。不確かな情報に惑わされず、公式な発表を待ちましょう。今後の続報を逃さないよう、このページをブックマークしておくことをお勧めします！