2025年7月、初のワールドツアーで世界を熱狂させ、日本の誇る「G-SHOCK」のグローバルアンバサダーに就任──。今、最も世界の音楽シーンを騒がせているガールズグループ、それがXG(エックスジー)です。K-POPでもJ-POPでもない、独自の「X-POP」を掲げる彼女たちは、一体何者なのでしょうか?なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか?この記事では、謎に包まれた彼女たちのデビューから、メンバー7人の詳細なプロフィール、楽曲の魅力、そして彼女たちが目指す未来まで、2万字を超えるボリュームで、その全てを徹底的に解剖します。これ一本を読めば、あなたも今日からXGの熱狂的なファン、「ALPHAZ(アルファズ)」になること間違いなしです。
第1章:XGの誕生 – 5年間の沈黙と衝撃のデビュー
XGの物語は、他の多くのグループとは一線を画す、非常にミステリアスな始まり方をしました。そこには、代表プロデューサーであるサイモン氏の緻密な戦略と、メンバーたちの血の滲むような努力がありました。
謎のプロジェクト「XG」と5年間の準備期間
XGの所属事務所は、日本の大手エンタメ企業エイベックスの子会社として設立された「XGALX(エックスギャラックス)」。このXGALXが、2017年頃から極秘に進めていたのが「XGプロジェクト」でした。世界中から集められた才能ある少女たちが、韓国を拠点に、約5年もの長きにわたり過酷なトレーニングを積んでいたのです。デビュー前にメディアへの露出を増やし、ファンベースを固めるのが一般的な現代において、彼女たちの存在はデビュー直前まで完全に秘密にされていました。
2022年3月、彗星のごとく現れた「Tippy Toes」
2022年3月18日、世界中の音楽ファンの間に衝撃が走ります。一切の予告なく、XGの公式YouTubeチャンネルにデビューシングル「Tippy Toes」のミュージックビデオが突如として公開されたのです。「この子たちは誰だ?」「レベルが違いすぎる」──その圧倒的なパフォーマンス、特にメンバー全員が日本人でありながら完璧な英語でラップと歌をこなす姿は、瞬く間に口コミで広がり、大きな謎と興奮を生み出しました。
ドキュメンタリー「XtraXtra」で明かされた真実
デビューから約1年後、人気が確立されたタイミングで公開されたのが、長編ドキュメンタリーシリーズ「XtraXtra」でした。このドキュメンタリーで、ファンはようやく彼女たちの5年間の軌跡を知ることになります。厳しいオーディション、言語の壁、絶え間ないトレーニングと評価、そして仲間との絆。代表プロデューサーであるサイモン(JAKOPS)氏の指導のもと、彼女たちがどのようにして「XG」という一つの生命体になっていったのか、その感動的な物語は、多くのファンの心を掴んで離しませんでした。
第2章:メンバー詳細プロフィール – 7人の”Xtraordinary Girls”
XGの魅力の核心は、個性と才能が爆発する7人のメンバーにあります。一人ひとりの詳細なプロフィールを見ていきましょう。
JURIN (ジュリン) – 頼れるカリスマリーダー
- 本名: 浅谷 珠琳(あさや じゅりん)
- 生年月日: 2002年6月19日
- ポジション: リーダー、リードラッパー
- 経歴: 3歳からサーフィンとスノーボードを始め、12歳でプロスノーボーダーとして活躍した異色の経歴の持ち主。その運動神経は、キレのあるダンスに活かされています。力強く安定感のあるラップと、グループ全体をまとめるカリスマ性で、XGの精神的支柱となっています。
CHISA (チサ) – 天性のメインボーカル
- 本名: 近藤 千彩(こんどう ちさ)
- 生年月日: 2002年1月17日
- ポジション: メインボーカル
- 経歴: デビュー前に「東京ガールズオーディション」で準グランプリを受賞するなど、早くからその才能を注目されていました。パワフルでありながら、透き通るようなハイトーンボイスが魅力。激しいダンスの中でもブレない圧倒的な歌唱力で、XGの音楽のクオリティを支える重要な存在です。
HINATA (ヒナタ) – 優雅に舞うプリンセスダンサー
- 本名: 宗原 ひなた(そうはら ひなた)
- 生年月日: 2002年6月11日
- ポジション: サブボーカル、リードダンサー
- 経歴: 幼少期からバレエを習い、その経験から生まれる優雅でしなやかなダンスが彼女の最大の武器。「プリンセス」というニックネームがぴったりの美しいビジュアルと、ミステリアスな雰囲気が多くのファンを魅了しています。
HARVEY (ハーヴィー) – 独自のオーラを放つラッパー
- 本名: ハーヴィー 瑛美(ハーヴィー えいみ)
- 生年月日: 2002年12月18日
- ポジション: メインラッパー、サブボーカル
- 経歴: オーストラリア人の父と日本人の母を持つハーフで、モデルとしても活動経験があります。ユニークな声質と、遊び心のあるリズミカルなラップが特徴。ステージ上で放つ唯一無二のオーラと、アーティスティックな感性が光ります。
JURIA (ジュリア) – 心に響くヒーリングボイス
- 本名: 上田 純利亜(うえだ じゅりあ)
- 生年月日: 2004年11月28日
- ポジション: メインボーカル
- 経歴: 子役やキッズアイドルグループ「amorecarina」のメンバーとして活動していた経験があります。CHISAとはまた違う、温かく包み込むような甘い歌声が魅力。彼女のボーカルは、XGの楽曲に深みと感情的な彩りを加えています。
MAYA (マヤ) – 天才肌のマルチプレイヤー
- 本名: 河地 マヤ(かわち まや)
- 生年月日: 2005年8月10日
- ポジション: リードラッパー、リードダンサー
- 経歴: 英語と韓国語が堪能なトライリンガル。その語学力を活かした流暢な英語ラップは圧巻です。ラップ、ダンス、ボーカルのすべてを高いレベルでこなすオールラウンダーであり、パフォーマンスにおける表現力の高さはグループ随一との呼び声も高いです。
COCONA (ココナ) – 最年少のラップモンスター
- 本名: 秋山 心響(あきやま ここな)
- 生年月日: 2005年12月6日
- ポジション: メインラッパー、リードダンサー
- 経歴: 2018年の「キラチャレ」ボーカル部門で審査員特別賞を受賞。グループ最年少(マンネ)でありながら、年齢を感じさせない成熟したラップスキルと、ダークで力強いカリスマ性を持っています。彼女のパフォーマンスは、見る者を惹きつけて離しません。
第3章:「X-POP」という革命 – 音楽性の徹底解剖
XGを語る上で欠かせないのが、彼女たちが自ら提唱する音楽ジャンル「X-POP」です。これは一体何を意味するのでしょうか。
K-POPでもJ-POPでもない、独自のアイデンティティ
「X-POP」は「Xtraordinary POP」の略であり、特定の国や言語の枠に収まらない、真のグローバルスタンダードな音楽を目指すという彼女たちの決意表明です。プロデューサーのサイモン氏は、「特定の国のスタイルを追うのではなく、XGというジャンルそのものを確立したい」と語っています。そのため、活動拠点は韓国に置きつつも、楽曲はすべて英語詞で制作し、初めから全世界をターゲットにしています。

代表曲で辿るXGの音楽的進化
彼女たちの音楽は、デビュー以来、常に進化を続けています。
- 「Tippy Toes」「MASCARA」: 2022年のデビュー初期の楽曲。HIPHOPとR&Bをベースにした、力強い「ガールクラッシュ」のコンセプトを提示。一糸乱れぬパフォーマンスで、彼女たちの実力を世界に知らしめました。
- 「SHOOTING STAR」「LEFT RIGHT」: 2023年にリリースされ、XGの人気を爆発させた楽曲群。宇宙をテーマにした夢幻的なR&Bサウンドの「SHOOTING STAR」と、心地よいビートがバイラルヒットした「LEFT RIGHT」で、より幅広い層のファンを獲得しました。
- 「WOKE UP」: 2024年5月にリリースされた、XG初の全編ラップの楽曲。ボーカルを一切入れず、メンバーのラップスキルだけで勝負するという大胆な挑戦は、彼女たちのHIPHOPへの深い愛情と自信を示し、大きな話題を呼びました。
第4章:ディスコグラフィー完全版
これまでにXGがリリースした公式の楽曲を一覧にまとめました。
リリース日 | タイトル | タイプ | 収録曲 |
---|---|---|---|
2022/03/18 | Tippy Toes | 1st Single | Tippy Toes |
2022/06/29 | MASCARA | 2nd Single | MASCARA |
2023/01/25 | SHOOTING STAR | 3rd Single | 1. SHOOTING STAR 2. LEFT RIGHT |
2023/09/27 | NEW DNA | 1st Mini Album | 1. HESONOO 2. X-GENE 3. GRL GVNG 4. TGIF 5. NEW DANCE 6. PUPPET SHOW |
2024/05/21 | WOKE UP | 4th Single | WOKE UP |
第5章:ALPHAZとの絆 – 2025年、世界を駆けるXG
XGの成功は、熱狂的なファンダム「ALPHAZ」の存在なくしては語れません。「ALPHAZ」は、群れを率いるリーダーである「アルファウルフ」に由来し、ファンもまたXGと共に新しい時代を切り拓くリーダーであってほしいという願いが込められています。そして2025年、XGとALPHAZはまさに世界を駆け巡っています。
現在進行中の初のワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR ‘The first HOWL’」は、アジアから北米、ヨーロッパまで、各地でソールドアウトを記録。その圧倒的なライブパフォーマンスが、国境を越えて絶賛されています。さらに、2025年7月1日には「G-SHOCK」のグローバルアンバサダーへの就任が発表されるなど、彼女たちの影響力は音楽シーンを越えて拡大し続けています。こうしたグローバルな活動こそが、2025年現在のXGの人気を象徴しているのです。
まとめ:常識を打ち破るXGの物語は、まだ始まったばかり
メンバー全員が日本人でありながら、韓国を拠点に、全編英語詞の楽曲で世界に挑戦する──。XGは、あらゆる既成概念を打ち破る、前例のない道を歩んでいます。約5年間の厳しい準備期間を経て培われた圧倒的な実力と、誰にも真似できない独自のビジョン。彼女たちが「X-POP」の旗のもとに見せてくれる景色は、きっと私たちの想像を遥かに超えるものでしょう。
現在開催中のワールドツアー、そしてその先の活動へ。XGという”Xtraordinary Girls”が音楽史に刻む新たな一歩を、絶対に見逃さないでください。今後の続報を逃さないよう、このページをブックマークしておくことを強くお勧めします!
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